日本では当たり前のことでも、外国人にとっては驚きの体験になることもあるようだ。中国メディアの今日頭条は17日、ある中国人がこのほど、研修で日本を訪問する機会があり、その際に感じたことを紹介している。

 記事の中国人筆者は今回の訪日で、「社会が各方面で非常に整備されている」と感じたそうで、「日本は先進国になって長いだけある」と感心している。日本に着いてまず驚いたというのは空港の荷物が「きれいに流れてくる」ことだ。空港職員が荷物をきれいに並べているのを見たと伝えている。海外の空港ではこれほど乗客の荷物が丁寧に扱われないので驚いたのだろう。中国では、扱い方が雑で荷物が壊されてしまうことがあるため、高価なキャリーケースはラップのようなものでぐるぐる巻きにするバゲージラッピングサービスを利用している人が少なくない。決して安くはないが、壊されてしまうよりも良いのだろう。

 また、日本の街を歩いていて、「芸術品のように精緻な」マンホールに驚き、新幹線に乗れば、空調の吹き出し口の「風が乗客に直接当たらないような」工夫やトイレや手すりに点字があるのを見つけ、駅には貸し出し用の車いすがあり、車いす用のタクシーも見かけたそうだ。「障がい者に優しい国は高い文明を持つ証だ」と称賛している。中国も文明的な社会を目指そうとしているものの、何をもって文明的な社会というかは日本を見ればよく分かるのかもしれない。
 
 さらに、日本は「どこもきれい」だったと紹介。街も自動車もホテルも駅も店も、トイレでさえきれいで、観光バスから見えた「トラックの荷台」さえぴかぴかだったと写真を掲載している。中国ではトラックといえば埃まみれのイメージだ。また、ごみを持ち帰る人を見たときは「ごみの分別は新しいおしゃれだ」と感じたと伝えている。

 最後に、研修先は中国人の一行を大切に扱い、帰りには全員で立ち上がって拍手までして見送ってくれたことに、「これが人を尊重するということか」と驚き、汗をかいてしまったと振り返っている。会社の外で作業していた人まで自分たち一人ひとりに笑顔で声をかけて見送ってくれたそうで、中国ではできない多くの体験ができたようだ。日本は、GDPでは中国に追い越されて何年も経つが、「文明的な社会」という面でいえば、日本の方が進んでいるといえるだろう。中国もぜひとも学んでもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)