中国では2カ月ほどあった夏休みが終わり、9月から新学期が始まった。子どもたちは新たな目標を胸に新学期に臨んでいるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の新学期の様子を紹介する記事を掲載し、「中国の子どもたちはスタートラインの時点で遅れを取っている」ことが分かると論じた。

 記事はまず、中国では9月に新学期を迎えたことを受け、テレビ局が「未来を創造する」という主題で子どもたちに科学に対して興味を持ってもらい、追求心を育てるための特別番組が放送されたと紹介。だが、記事は「わが国の子どもたちが本当に学ばなければならないのは、日本の小学生である」と主張した。

 続けて、子どもたちにとって、学校へ通って勉強することは「知識の習得」だけではなく、人生において非常に重要な意味を持つ過程であるとし、それは親元を離れて社会へ出るための準備の場だからだと指摘。学校では知識を学ぶと同時に「独立心」や「責任感」、「他人を尊重する」ことを学ぶべきであると強調、日本では子どもたちが自分で歩いて登下校することや、給食の配膳を自分たちで行い、学校の清掃も自分達で行っていると紹介した。

 さらに、日本では家庭で他人を尊重することを教えられるだけでなく、学校でも教師や目上の人に会った際にはお辞儀をするように教えられると伝え、子どもたちは国の未来を担う希望であり、学校教育の現場を比較してみると「知識しか学ばない中国の子どもたちはスタートラインの時点で遅れを取っていることが分かる」と主張した。

 日本を超えるほどの学歴社会である中国では、学業が何よりも優先され、学校の授業で社会に出た際に必要なことを教えられる機会は少ない。また、家庭内教育においてもマナーや道徳は重視されず、あくまでも学業に専念させる傾向にあるのが一般的であるため、社会に出ても独り立ちできない若者が多いと言われている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)