中国では言論の自由に一定の制限があり、特に政治面においては自由な表現が許されているわけではない。一方、日本では言論の自由が中国以上に保障されていると言えるだろう。

 日本では「日本が沈没する」あるいは「日本が滅びる」ことを題材にした映画やテレビ番組が制作されることがあるが、これに驚く中国人は少なくないという。中国メディアの今日頭条はこのほど、「自虐」の背後にある日本人の内面を分析する記事を掲載した。

 記事はまず、日本のドラマや映画、アニメをよく見ている中国人であれば、さまざまなテーマの作品があるなかで、「日本が消滅したり、日本人が滅亡する」といった「自虐」を題材にした作品が少なからず存在することに疑問を抱くと紹介。中国で製作される映画やテレビ番組のテーマは「調和」や「美」といった表面上は美しいものを扱った作品ばかりであり、「自国が消滅したり、滅亡したりするようなテーマは一般的に存在しない」からだと主張し、ここから日本人と中国人の間の「将来に対する危機感に違いがあることが分かる」と分析した。

 続けて、日本は「自国が消滅したり、日本人が滅亡する」様子を描くことによって、視聴者たちの潜在意識のなかに「集団としての危機感」を醸成していると主張。日本人は高い危機意識を持つゆえに自然災害が発生した際にも、適切に行動でき、速やかに復興することができるのではないかと主張した。

 一方、中国では国が消滅するといったテーマの映画もなければ、教育も行われていないため、日常生活のなかで「集団や組織に対する危機意識」を養う機会はないと指摘。もちろん個人として将来にリスクを感じることはあっても、日本人のように「集団としての危機感」を抱くことはないのだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)