留学や仕事で日本に住んだことのある中国人は多いが、そうした中国人が母国に帰ると、逆に中国の生活に慣れないと感じることがあるようだ。中国メディアの今日頭条は13日、「日本で生活した人が忘れられない日本の習慣」を紹介する記事を掲載した。

 まずは、「お疲れ様」という挨拶だ。仕事が終わると日本ではお互いに「お疲れ様」と言ってねぎらうものだが、これは中国には無い習慣だ。記事は、日本では「こんにちは」くらいメジャーなあいさつで、いつでもどこでも誰にでも使える「万能」なあいさつだと利便性を強調した。

 2つ目は、「お金に対する態度」。日本ではどの店のレジにもトレーが用意してあり、店員も客もそこへお金を置くのが習慣だ。しかも、取りやすいように下にマットが敷いてある細かさで、記事は「お金と客への態度の表れ」と称賛している。中国ではモバイル決算が一気に進んだが、その一因は「お金が汚かった」ためともいわれている。日本では紙幣もコインも非常にきれいで、「お金を大切に扱う」のは日本の良い習慣と言えそうだ。

 3つ目は、「レストランのサービスが行き届いていること」。記事は、まずおしぼりと水が出てくることに中国人は感動するもので、チップの習慣もないのに店員の態度は非常に良く、「癖になる」と伝えている。中国に戻るとどうしてもサービスの質を比べてしまうのだろう。4つ目は、「風呂」で、温度が一定に保たれてリビングにいてもリモコンで給湯できる日本の風呂がたびたび恋しくなるものだ、と紹介している。

 中国では科学技術の発達で、モバイル決算をはじめ生活は確実に便利になっている。しかし、居心地の良い生活かどうかはまた別なのだろう。記事に対して、日本は住み心地が良いというコメントが非常に多く寄せられている。日本に3年住んでいたという人は、「帰国したら母国なのに慣れない。改めて日本人を尊敬している」と日本を懐かしく振り返っている。

 また、「日本で最も居心地が良い場所は店」だという人もいた。日本では客が神様のように扱われるが、「中国ではたくさんの店員が、客が盗みを働かないかどうか監視している」からだ。中国で店員の視線が痛いのは、中国人も同じらしい。日本にいるとなかなか気が付かないものだが、日本での生活は本当に住み心地が良いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)