資生堂、ミツカン、任天堂――どの企業も、今や日本から世界に進出した国際企業だ。そしてもう一つ共通点がある。それはどの企業も、創業以来100年以上続く「老舗企業」という点だ。日本には1500年以上続く世界一古い老舗企業もある。また、富士フイルムやキヤノンといった企業は、創業80年ほどではあるものの、業態や主力商品を変化させながら、今なお世界で強さ誇っている。中国メディア静話日本は、日本の老舗企業の強さの秘密を分析している。

 まず、記事を執筆した記者は、日本企業の多くが老舗企業であることを紹介する笑い話として、以下のような話を紹介している。「もし中国のオンラインマーケットの巨人アリババが日本企業だったとしたら、創業者のジャック・マーには経団連の会合で小さなベンチすら用意されないだろう。なぜか? もちろんアリババは素晴らしい企業だが、いかんせん日本の企業としてはまだ若すぎる」。いくぶん、冗談めかした話にも聞こえるが、中国は改革開放以来まだ日が浅く、企業が全体としてまだ若い現状を物語っている。

 なぜ日本の老舗企業はこれほど強いのか。中国メディアは、その強さの秘密は3つあると分析。まず1つ目に本業と本業関連の仕事に注力し、無理な拡大を行わないこと。2つ目は災害や戦争、天変地異などに備えて節約し、むやみに借金をしない。3つ目は上場を追い求めず、技術の開発と継承を重視し、企業の経営権を管理すること。記事は結論として、この3点こそが、日本の老舗企業に共通して見られるDNAだ、と締めくくった。

 現在、中国では景気の拡大に伴う「創業ブーム」から、企業の倒産からくる「失業ラッシュ」を懸念する声が相次いでいる。変化や危機を乗り越えて強さを維持している、老舗日本企業から学ぶ必要があると冷静に分析している。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)