日本の人口は約1億2600万人に達するが、文化庁によれば日本の宗教人口は1億8000万人以上となっている。これは日本人の多くの人が「複数の信仰」を持っていることを意味しているが、日本人としてはこれに疑問を感じる人はあまりいないようだ。

 日本特有の宗教である神道の信者も8000万人以上いることになっているが、実際には神道について深くは知らな日本人は多いのではないだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、神道を「不遇すぎる」日本の宗教として紹介する記事を掲載した。

 記事によると、「不遇すぎる」と主張した理由は日本人自身が神道を信じていると言わないからだというが、その一方で日本には熱心に神社を参拝する宗教心のある人が多いのも事実と指摘。信仰というより宗教が生活の一部になっており、島国で昔から災害の絶えなかった日本では、災害の起こりやすい水辺や火山付近に神社があることが多く、国民を引き付けるために政治にも利用されてきたと伝えた。

 また記事は、戦後には公害の頻発で自然への畏敬の念を強めさせ、近年では神道に関連した場所が国立公園として保護されるなどしていると紹介、現代でも神道は日本人の生活に浸透していると伝えた。

 日本人の場合、お盆にはお寺にお墓参りをし、クリスマスを祝い、年始には神社に参拝するなど、熱心に信仰しなくとも様々な宗教の行事が日常に存在する不思議な実態がある。中国も南方の一部地域では道教や仏教が信じられ、日本のように生活に多くの儀式が組み込まれているところもあるが、全体からすると少数派にすぎない。中国では北方などを中心に無宗教という人が少なくない。そう考えると、宗教人口1億8000万の日本人は、信仰心があると言えるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)