9月に入ったものの残暑はまだまだ厳しく、最高気温が30度を超える日が続いている。中国メディア・中国中央テレビのウェブサイト・央視網は9日、「32度の東京で、ダウンコートが競うように売られている」とし、10月の消費増税を前に日本では例年より早い、季節外れの「冬物商戦」が始まったと報じた。

 記事は、最高気温が32度に達した東京都内にあるデパートの売り場で「非常におもしろい現象を発見した」とし、暑さをしのぐためのござなどが売られている向かい側に、綿の厚手マットなど冬にしか使わないような商品が陳列されていたと紹介した。

 そして、日本では今年、冬物商品の陳列が例年よりも1カ月ほど早まっていると説明。店員の話として、10月に消費税が8%から10%に引き揚げられるのに伴う、市民の駆け込み需要に備えてのものであると伝えた。

 また、ウールのコートや羽毛布団など単価が高い冬物商品のセールも早々に行われていると紹介するとともに、デパートを訪れていた日本の消費者からも「値段の高い製品はやはり増税前に買っておきたい」、「今はとても暑くて、当面は冬物商品は使わないが、増税前に買い揃えたい」との声が聞かれたとしている。

 汗が噴き出すような暑さの中で冬物商品がずらりと並ぶ光景には、やはり多少なりとも違和感を禁じ得ない。消費増税の到来はあまり歓迎されないが、秋の到来はとても待ち遠しい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)