遠距離の移動手段としては、日本ではすっかり需要がなくなってしまった寝台列車だが、近年では逆に優雅な旅の手段として形を変えている。中国メディアの今日頭条は4日、トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)について紹介する記事を掲載した。

 トワイライトエクスプレス瑞風は、JR西日本で2017年から運行されている豪華寝台列車を使用したクルーズトレインだ。JR東日本にはトランスイート四季島もある。時間とお金に余裕がなければ叶わない豪華な旅行であるが、予約が取れないほどの人気となっている。記事は、日本には「旅行列車のハイエンド商品」があると紹介している。

 では、瑞風のどんなところが「ハイエンド商品」なのだろうか。記事は、客室は高級ホテルと変わりなく、最高級の部屋は、1両がまるごと1部屋という贅沢な設計になっていると紹介。一泊二日で100万円以上という価格ながらも、あまりの人気で抽選販売となっており、68倍という高い競争率になったこともあるほど人気だと伝えた。

 高級ホテルにいるような部屋から、流れる美しい車窓を楽しみ、一流の食事に舌鼓を打ち、観光地では降りて散策も楽しむことができる。優雅な旅行になるのは間違いないだろう。中国では、高速鉄道の普及で遠距離を短時間で移動できるようになった。しかし記事は、こうした優雅な時間を楽しむ「本物の旅行のハイエンド商品」は中国にはないと指摘している。夜行列車はあるものの、日本の豪華寝台列車とは目的が全く異なっている。

 記事は、豪華な移動手段、宿泊、飲食、娯楽などをすべてセットで提供し、ルート上の観光地も開発した日本の開発能力から学べると感心している。中国では、国内よりも海外に旅行に行く人が増えているようだ。国内の観光地を開発したいなら、日本を参考にすると良いだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)