日本人は礼儀正しいといわれるが、どんなところでそれを感じるのだろうか。中国メディアの今日頭条は4日、「なぜ日本人はいつもすみませんというのか」と題する記事を掲載し、日本流の礼儀を紹介している。

 記事はまず、日本に旅行に行くとあちこちで「すみません」という言葉が聞かれると紹介。そのため、中国人旅行者はすぐに「すみません」という日本語を覚えるようだが、「なぜいつも謝罪しているのか」と不思議に感じるそうだ。そのうえで記事は、日本語の「すみません」には3つの意味と用法があると伝えている。

 1つ目は、「軽い謝罪」だ。レストランで他人に水をかけてしまった場合のように、日常生活でも使われ、ビジネスの場でも良く使うと紹介した。2つ目は「話しかける」時。レストランで注文するのに店員を呼びたいときや、忙しそうな人に話しかけるときもあると伝えた。この場合は話しかけて良いかどうか確認する意味合いもあるとしている。これは、暗に「あなたの邪魔をしてすみません」という意味を含んでいると指摘した。

 そして、最後の3つ目には「ありがとう」の意味があると紹介。謝っているようで実は感謝しているというのは変な感じがするのだろう。しかし、記事は、「私のためにあなたのお時間を取らせてしまった」という意味が含まれているので、おかしくはないと説明。用例としては、電車で気分が悪くなって席を譲ってもらった時などに使えると説明している。

 2つ目と3つ目の用法は、どちらも他人に迷惑をかけないことを心がける日本人ならではの用法と言えそうだ。記事は、礼儀正しいが丁寧すぎるわけでもないので、日常使いの言葉として日本人に愛されているのではないかと推測している。感謝しながらも迷惑をかけたくもない、日本人にとって「使い勝手の良い」言葉なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)