日本と中国の関係は「近くて遠い隣人」と評されることがある。日本には在日中国人が多いほか、訪日旅行を通じて日本への理解を深める中国人も増加している。中国メディアの今日頭条は3日、「中国人は日本を誤解している」と指摘、どのような要素が誤解を生んでいるのか、2つの理由を分析する記事を掲載した。

 この記事は、在日歴30年という中国人男性にインタビューしたもので、中国人の日本への理解には「誤解」があるとしている。記事はまず、なぜ誤解が生まれるのかを分析。正確に相手を知るのは「鏡に映る姿」を見るようなものだが、実際にはどうしても「想像」が入り、「自分の目に映ったものを描く」ようになってしまうのだと指摘した。

 そのため、中国の書店では「日本を称賛する本」が多く並ぶ一方、抗日映画が多いというちぐはぐな光景が見られる。中国人は「一犬影に吠ゆれば、百犬声に吠ゆ」で、やたらと他人に追随する傾向があり極端になりやすいようだ。

 では、何が中国人に誤解をもたらしているのだろうか。この男性は、「地理」と「漢字」が中国人に間違った主観を与えているとの見方を示した。隣国である日本は距離が近く、漢字圏なので言葉が通じなくても筆談でコミュニケーションが取れるという便利さがある。そのため、親しみを感じやすく「理解しているつもりになってしまう」傾向があると指摘している。

 しかし記事は、「実際には日本は中国の近くの隣人ではなく、遠くも近くもない隣人だ」と分析。唐の時代には遣唐使による交流があったものの、途中には長期の空白期間もあり、日本との物理的な距離は理解を難しくしていると主張した。また、同じ漢字圏とはいえ、「愛人」、「春雨」など意味が全く違う単語も少なくないと指摘。中国では配偶者のことを「愛人」というが、日本では不倫相手という意味になるため、誤解が生じやすいとしている。

 記事は結論として、できるだけ主観を避けた正しい日本への理解を持つように勧めた。相手を理解しようとする時、主観が入るのを避けるのは難しいが、そのためにも、互いの密接な交流が必要であるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)