日本には「匠の技」が光る高品質の製品が多く存在し、中国人を感心させているが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の「ランドセル」を紹介する記事を掲載した。子どものかばんにしては高額なのに、最近では「温水洗浄便座や炊飯器ではなく、ランドセルを大量に購入する中国人がいる」そうだ。

 記事はまず、日本人と中国人とではお金の使い方が違うと指摘。中国では子どもでさえ様々なことを比較し合うことが問題視されており、親が生活を質素にさせる流れになってきているが、質素な生活が定着した日本では「子どものかばんにはお金に糸目は付けない」と紹介した。日本では、飲食や衣類にはお金をかけないものの、なぜか「子どもの通学用かばんは高額」で、10万円するものさえあると伝えた。

 では、なぜ日本では高価なランドセルを子どもに買い与えるのだろうか。記事によると、ランドセルが高額なのには4つの理由が考えられるという。その1つが、「材質が良くすべて手作業」だからだ。ランドセルは国内の工房で、すべて手作業で製作するため自然と高額になるが、小学校卒業までの6年間使用できるのでそれだけの価値があると伝えた。

 2つ目は「安全対策」がしっかりしていること。雨の日もライトに反射して光る素材を使っていたり、GPS機能や防犯ブザーが付いていたりすると紹介した。3つ目には「事故や地震対策」になり、子どもを保護できること、4つ目には「水に落ちても浮き輪代わりになる」安全さを伝えた。

 経済的に豊かになった中国では、子どもにブランド物を身に付けさせる親が増えているが、これだけ性能の高い通学用かばんを与える感覚はなかったようだ。これには感心したユーザーが多かったようで、「かばん1つでここまで極めるとは」と日本の職人を称賛する人や、「高いものではなく、良いものを求める」日本の消費者意識の高さを指摘する人、さらには「中国で作れないなら、取り寄せてでも手に入れたい」という人もいた。ただ、親や祖父母が学校まで送迎して、かばんも親や祖父母が代わりに持ってしまうことが多い中国では、ランドセルが必要なのかは疑問である。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)