日本人からしてみると、中国人はとても早口な印象を覚えるが、中国人に言わせると「そんなことはない、日本人のほうがよっぽど早口に聞こえる」とのことである。母国語以外の言語は、往々にして早口に聞こえてしまうのかもしれない。

 中国メディア・東方網は2日、日本語を学んでいる中国人がネイティブの日本人の日本語をなかなか聞き取ることができない理由について紹介する記事を掲載した。

 記事は、長い間日本語を勉強していても、ネイティブの日本人とコミュニケーションを取ろうとすると相手の話がほとんど聞き取れず、自分の日本語センスに対する自信を失い、もう勉強するのを止めてしまいたくなることがあるとしたうえで、日本人の日本語が聞き取れない主な理由を4つ挙げている。

 1つめは、発音の問題だ。中国語は口の筋肉を大きく動かして発音するため、中国人学習者の話す日本語の発音も口の動きが大きくなりがちであるのに対し、ネイティブの日本語はできる限り筋肉を使わず、舌先で発音されていると説明。この違いを理解したうえで、トレーニングする必要があるとした。

 2つめには、「単語をよく覚えていないと、話をすぐに理解することが難しい」として語彙力の不足を挙げ、たくさん単語を聞いて覚えるトレーニングの必要性を説いている。3つめには、日本語にも方言や地域によって異なるイントネーションが存在する点を挙げ、標準の日本語に耳が慣れたら、少しずつさまざまな地方の日本語を聞くようにするといいとした。

 そして最後には、ネイティブの日本人と話した経験が少ないという自信の少なさや緊張により、普段なら聞き取れるものも聞き取れなくなりがちだと説明。こればかりは経験を積んで慣れるしかないようである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)