「北京戸籍」は中国ネットユーザーたちの間でよく話題になるテーマだ。豊かな生活を求める中国人が北京に移り住むことはもちろん可能だが、移り住むだけでは「戸籍」を移動させることはできない。中国では戸籍地によって教育・医療・就職などの点で待遇に大きな差があるため、北京や上海などの戸籍取得は非常にハードルが高い。

 戸籍問題は中国のネット上でよく話題になるテーマだが、中国メディアの今日頭条は2日、「北京の戸籍を取得して北京に住むか、あるいは日本に移民するか、あなたならどのように選択する?」と題する記事を掲載、ある条件下では北京の戸籍を取得するより日本に移民する方が優れていると論じた。

 記事は、ある中国人が北京戸籍を取得した経緯について紹介。お金でコネを作り、仕事を変え、家を購入し、仕事を辞めて英国に留学し、帰国後に英国の大学の卒業生として北京戸籍の取得を申請、最終的に数百万元(数千万円)と5年の時間を費やしてやっと取得に成功したと紹介した。

 しかし、これに比べると「日本への移民は経済面また時間面での犠牲をかなり少なくできる」と説明。また日本は社会福祉が整備されていて、人口が少なく、医療レベルは世界トップクラス、子育てへの補助金もあって教育環境にも優れ、環境汚染もなく街は清潔で、食品は安全、サービス業のレベルは世界トップであると絶賛した。
 
 従って、中国の大都市での富豪のような生活ではなく、ごく「一般的な生活」を望んでおり、優れた医療や教育や安全な食品を得るために毎日「闘う」ような生活を望まないのであれば、日本への移民の方がよっぽど「割りに合う」と論じた。

 日本の大都市には北京のような大気汚染がないため、健康の面でも優れた環境と言える。近年、日本で暮らす中国人が増えつつあるのは、記事が挙げたような要因があるためなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)