日本を訪れる中国人は年々増えており、2018年には800万人を超える中国人が訪日した。これだけ多くの中国人が訪れれば、なかには滞在中に貴重品を紛失してしまうなどのトラブルに直面する中国人も少なからず存在する。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、電車での移動中に財布やパスポートが入ったバッグを紛失してしまったという中国人旅行客の事例を紹介する記事を掲載する一方、誰かに持ち去られることもなく、「無事にバッグが手元に戻ってきた」ことを伝えている。

 記事によれば、バッグを紛失したという中国人は北海道を訪れ、電車で移動している最中に「電車の車内にバッグを置き忘れてしまった」のだという。バッグの中には財布やパスポートなどの貴重品一式が入っていて、置き忘れたことに気付いた時には「2000円ほどしか持っていなかった」そうだ。

 この中国人は、幸いにも携帯電話はポケットに入れていて紛失しなかったため、携帯電話で知り合いの中国人に「日本の電車で貴重品を紛失してしまった時の対応」を尋ねることができた。そして、知り合いの中国人の指示のもと、駅員に「バッグを置き忘れてしまった」ことを伝えたのだという。

 日本以外の国であれば、電車の車内に持ち主のいないバッグが置きっぱなしになっていたら、きっとすぐに持ち去られてしまうことだろう。これは中国でも同様であり、一度紛失したものが手元に戻ってくることはほぼ期待できないが、駅員に相談してからほどなくしてバッグが「車内で発見された」という報告があったそうだ。中国人客から相談を受けた駅員が迅速に対応した結果、貴重品は無事に中国人の手元に戻ってきたという。

 記事は、「旅行中というものは気が緩んでしまうのか、物を紛失するトラブルは少なくない」と指摘する一方、紛失した場所が「日本ならば、慌てふためく必要はない」と伝え、なぜなら、「紛失したものが手元に戻ってくる可能性が高いからだ」と強調。日本にもスリや窃盗といった軽犯罪は存在するが、紛失してからすぐに対処できれば、「十中八九、戻ってくるのが日本」だと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)