中国メディアの快資訊はこのほど、日本には半導体材料よりも「さらに強い分野がある」と紹介する記事を掲載した。日本と中国のシェアの格差に焦りを見せている。

 記事が指摘したのは、スマートフォンやデジタルカメラに必ず搭載されている「CMOSイメージセンサー」だ。この分野で世界トップのシェアを誇るのはソニーで、実に50%以上のシェアを占めているという。まさにソニーの独壇場と言っても良いだろう。

 記事は、日本がいかにCMOSセンサー分野で強いかを紹介。ソニーに続いて世界第2位のシェアを占めるのが韓国のサムスンだが、20.5%とソニーの半分にも届かず、3位は11.5%で米オムニビジョン、4位は5.6%の米オン・セミコンダクター、5位は2.6%の韓国SKハイニックスとなっている。上位5位で世界シェアの9割以上を占めており、「中国はわずか3%ほどにとどまっている」と、ほとんどを輸入に依存している現状に焦りを示している。

 世界のスマホ市場は伸び悩んでいるものの、高級・中級機種を中心に3、4個の背面カメラ搭載が主流になり、センサーの大型化は今後も続くと思われる。記事は、中国スマホ市場は世界で半分以上と最も大きく、中国人ユーザーのカメラに求める質も高くなるばかりで、このままでは中国メーカーが性能の高い新型スマホを発表するたびに、「ソニーのCMOSセンサーに栄誉を与えてしまう」と危機感を示している。

 こうしてみると、日本メーカーは素材や部品の分野で相当な実力を持っていることがよく分かる。ソニーは現在、長崎県諫早市の既存工場内に1200億円を投入してCMOSイメージセンサーの新製造棟を建設する計画が進行中だという。ソニーの快進撃はまだまだ続きそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)