日本は世界的に治安の良い国として知られているが、都市の安全性を指数化したランキング結果は中国人の注意を引くものとなったようだ。中国メディアの今日頭条は8月30日、英国の研究機関が発表した「2019年世界の都市安全指数ランキング」を伝える記事を掲載した。

 英経済誌エコノミストのエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は世界の60都市の安全性を4つの分野から評価し、2年ごとに発表している。記事は、先月発表された結果を紹介し、東京が3回連続で1位となったことを伝えた。

 東京が首位となった理由について、記事は「日本はアジアで最も発展している国家であり、東京は経済発展でも国民の素質でもアジアをリードしている」と指摘。また、犯罪発生率の低さや、災害対策設備、サイバーセキュリティの点でも高い評価を獲得したと説明した。

 また、3位には大阪がランクインしており、その理由については「近畿エリアの経済と文化の中心であると同時に、環境や都市建設においても優れていて、国際化した都市として発展している」ことが評価されたと伝えた。

 今回の結果に対して一部の中国人ネットユーザーからは、中国の都市がトップ10に入っていないことに対して不服の声が寄せられた。たとえば、「中国には各所に防犯カメラが設定されており、都市部の住宅の窓やベランダは面格子で覆われるなど、安全性は高い」という主張が見られた。確かに中国の住宅は窓は面格子が設置してあるが、それだけ空き巣などの犯罪が多いことを意味しており、このコメントは中国の治安に対する皮肉なのだろう。また、「日本の電車内では痴漢行為が多発しているではないか」などと、日本の安全性に疑問を投げかける意見も見られた。

 また一方で、日本は中国と異なり「電車や新幹線などで手荷物検査が行われていないことや、子どもだけで通学できることは、中国よりも治安が良いことの証拠だ」と指摘し、今回の結果に納得する意見も寄せられた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)