中国メディア・東方網は28日、世界的に飛ぶ鳥を落とす勢いでシェアを伸ばしている中国のスマートフォンメーカーが、日本市場ではアップルのiPhoneに全く歯が立たないとし、その理由について考察する記事を掲載した。

 記事は日本について、アジアで数少ない先進国であり、スマホ市場も非常に成熟していてユーザーの消費能力が高いと紹介。また、他の工業分野とは異なり日本の国産ブランドがあまり強くないことから、中国のスマホブランドが続々と日本市場にチャンスを求めて進出しつつあるとする一方で「しかしながら、日本の消費者はiPhoneをこよなく愛しているようだ」とした。

 そのうえで、今年上半期の日本のスマホ市場において、iPhoneが50.5%のシェアを獲得し、2位の韓国・サムスン電子の9.5%を大きく引き離す結果になったとした。また、3位にはシャープ、4位にはソニーが入り、現在海外市場で目覚ましい業績を上げている中国のスマホメーカーは日本市場で完全敗北状態だと伝えている。

 そして、中国ブランドが日本市場になかなか浸透できない理由について記事は「日本のスマホ市場が非常に閉鎖的であり、現地の消費者がブランドの知名度をより重視すること」を挙げたほか、最大の理由として日本の消費者が電子消費市場に対して敏感ではないと解説。中国の消費者ほど人気のスマホのスペックや性能、コストパフォーマンスについて興味を持っていないと論じた。

 さらに、日本の消費者はコストパフォーマンスよりも実際の使い勝手の良さや耐久性を重視するとも紹介。このために、新しい技術やコストパフォーマンスを最大の売りにしている中国の大手スマホブランドは日本人の心には響かないとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)