日本人は時間に正確だと言われる。それは、電車など公共交通機関の運行時間が正確であることにも表れているだろう。時間を守るのは、人として最低限のマナーというのが日本人の感覚だが、中国人からすると順応性がないと感じるのかもしれない。中国メディアの今日頭条は25日、日本人は「台風でも暴風でも出勤時間を死守する」と伝え、日本人がどのような考え方をしているのか分析する記事を掲載した。

 記事は、日本人の時間厳守について「台風や暴風でも」出勤時間を守り、遅刻しないため、前日に会社近くのホテルに泊まる人までいると紹介し、電車が遅れた場合には「遅延証明書」を発行してもらうと伝えている。

 記事はこれを、「ルールを厳守する」日本人の習慣に起因すると分析。会社の出勤時間や休憩時間は目に見えるルールだが、エレベーターは片側に寄るというような「暗黙のルール」も存在し、「建前だけ」のルールもあるので、台風だから休んで良いと言われても念のために時間どおりに出勤する人や、本来は取れるはずの男性の育休がはなかなか取れないといった不便もあると紹介している。

 こうした日本の習慣について中国では、「日本人は順応性がない、非効率的」などと言われており、ルールに縛られない中国人を「柔軟性がある」と自賛することがある。しかし記事は、日本は「ルールを守るのが当たり前」の社会になっているだけだと指摘している。「だからこそ、日本製品は品質が高く評価され、信用される」と、日本人の習慣を称賛している。

 確かに、日本にはルールに縛られ融通が利かないという面があるのは否定できない。だが、ルールをきちんと守るのは誠実さの表れとも言えるだろう。安易にルールを破ることを「臨機応変」としてしまえば、社会全体の非効率化や製品の質の低下などの問題につながりかねない。

 記事が指摘している出勤時間や育児休暇などについては、日本国内でも変化の動きが出てきており、ルールを守りながらも暮らしやすい社会が期待されるところだ。この点では、融通が利きすぎる中国は、「時間を守りすぎる」日本人の習慣を少しは見習った方が良いのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)