中国メディア・東方網は26日、日本の公衆トイレがすごいと言われる理由について単に「清潔だから」というだけではなく、その清潔さを保つ文化的な背景が重要なのだとする記事を掲載した。

 記事は、「世界で最も清潔な公衆トイレがあるのは日本だと言っても誰も異議を唱える人はいないだろう」としたうえで、日本人がトイレの清潔にこだわる理由の1つが「トイレに神様が住んでいる」という考え方にあると紹介。日々トイレを清潔に保つことで神様の加護を受けることができるのだと説明した。

 また、日本の店舗や施設のトイレが清潔な理由について「トイレの清掃や検査の回数が非常に多く、清掃員の作業が中国に比べて非常に周到だから」とした。公共のトイレを利用するとしばしば目立つ場所にトイレのチェック表が掲示されており、誰が何時に検査したかを見ることができるが、大部分のトイレが1時間ごとにチェックを行っていると紹介し、この頻繁さが清潔を保つ大きな秘訣になっていると伝えた。

 さらに、日本では小学校から校内を自分たちで掃除する文化があることにも言及。これは清掃員を雇うための人件費を節約する目的ではなく、清掃が教育の一環として考えられているからであるとし、「日本人が清潔好きと評されるのは、小さいころから学校で掃除をする習慣を身に着けているからなのだろう」と解説している。

 常に清潔を保つことで、利用する側にも「汚してはいけない」という心理的な作用が働く。逆に、常に汚れていれば「まあ多少汚しても構わないだろう」という気持ちになりがちだ。表面的な事象だけでなく「どうしてそうなるのか」という点を考察し、理解することが大切なのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)