スマートフォンやタブレットが普及したが、日本では、今なお至る場面で「紙」を使ったやりとりが残されている。ペーパーレスへの移行の動きも存在するが、「紙」が完全になくなるまではまだ長い時間がかかりそうだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本では今も紙を使い続ける分野が数多く残されているとして、「日本で紙が使い続けられる理由から日本人の国民性が見えてくる」と論じる記事を掲載した。

 記事は、スマートフォンの普及は生活を便利にしているが、「日本ではスマホユーザーが増加しても、今なお紙でやりとりする習慣が残されている」と指摘、中国人から見ると「日本独特の文化であり、国民性までも示している」と映る、紙にまつわる習慣をいくつか紹介した。

 まず記事は「年賀状」を紹介し、今なお多くの人が年賀状で新年の挨拶を行なっていると紹介。時代とともに年賀状の数は減少しているとしつつも、ある調査では、30代以上の日本人の7割が紙の年賀状を送っていると紹介し、「日本人が紙にしたためた文字に気持ちを込めている」ことが伝わってくるとした。

 他にも、日本人は「スケジュール帳や手帳」でも紙のものを使っており、この「手帳の売り上げは増加しているが驚き」と強調し、日本でアナログの手帳が売れている理由について、「日本では仕事中に人前でスマホを見ることは無礼」となること、また「スケジュール帳によって予定の管理がしっかりできるためではないか」と説明した。

 中国人は日本人に比べて新しいことを積極的に取り入れる柔軟性があると言えるだろう。たとえば中国では日本のお年玉と同じように新年のお祝いとして「紅包」を贈る文化があるが、「紅包」は今や非現金決済でやりとりするようになっており、伝統ですら最新技術を導入しながら柔軟に対応している。こうした柔軟性ゆえに、日本で残される紙の文化に「国民性の違い」を感じたのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)