普段の生活でマンホールを気にして道を歩く人は少ないだろうが、中国人からすると日本のマンホールは一見の価値があるという。中国メディアの捜狐は22日、各自治体によって異なっている日本のマンホールを紹介する記事を掲載し、「豊富なデザインのマンホールは日本の文化」と伝えた。

 記事はまず、中国にもマンホールは多数設置されているものの、鉄やコンクリート製の蓋でしかなく、そのデザインに気を留める人はいないと紹介。一方、日本のマンホールの蓋には特徴があって、各自治体の文化や特徴を発信する「名刺」のような存在となっていると伝えた。

 続けて、日本のマンホールの蓋は鉄製であることが多いが、単なる鉄の蓋ではなく、車や人が滑らないように凹凸が付けられていて、さらに騒音を軽減するための工夫も施されていると指摘。さらに、1980年代から蓋のデザインにも特徴を持たせるようになり、各自治体が街の特徴となっている植物や樹木、動物や景色がデザインされた蓋が使用されていることを指摘、様々なマンホールの蓋の写真と共に紹介し、各自治体の文化がマンホールを通じて発信されていると指摘した。

 また、日本には現在6000種類もの蓋があり、マンホールの蓋の博物館やマンホール工業会が設立されていると伝えたほか、「マンホールサミット」という会議まで開かれていて、マンホールの蓋は日本の文化となっていると紹介し、日本を訪れた際には観察してみるとおもしろいと論じた。

 中国にももちろんマンホールの蓋はある。その多くは鉄筋コンクリート製であり、立て付けが悪い蓋も多く、ガタガタしていたり、極端に出っ張っていたりする。また金属性のマンホールは「売る」ために盗まれることもあって、道路に穴が空いている場所もあるようだ。それゆえ中国ではマンホールのデザインには気を留めないが、多くの人が注意する場所となっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)