モノづくり大国である日本では、ロボット産業の競争力が非常に高い。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本を「ロシアとのロボット競争に勝った」国として紹介、その勝利の秘訣について分析する記事を掲載した。

 ロシアもロボット産業では進んでいる。今月22日には、等身大のヒト型ロボットを乗せた宇宙船ソユーズの打ち上げが行われたばかりだ。実際のところ、ロシアのロボット産業は日本よりも早くから存在している。記事は、旧ソ連の時代の「1950年代から研究開発が始まっていた」と紹介。日本は70年代に旧ソ連のライバルとして登場したものの、当時はまだ「ロシアが日本をかなりリード」していたと伝えた。ロシアのロボット分野は政府主導のもと計画的に進められていたのだという。

 対する日本は、当初は資金という強みを利用して、旧ソ連の製品を模倣したり価格競争で力を付け、労働力不足を背景に、200以上の企業を淘汰しながら成長したと紹介。「産業ロボット普及元年」と言われた1980年を境に産業ロボットが広く普及し、1999年のAIBO登場から「人類のパートナー」としてのロボットも普及し始めたと論じた。

 記事の中国人筆者は、ロボット産業の分野において、日本の経験が中国にとって「間違いなく参考になる」と力説している。記事は、中国は過去の日本と同様に爆発的な成長期にいると指摘。問題はどうやって維持し続けるかで、それには「ロシアとの競争に勝った」日本を参考にするべきだと締めくくった。

 日本は間違いなくロボット大国ではあるが、ロボットは中国を始め多くの国でも力を入れている分野である。追い抜いたと言われたロシアの実力も高く、日本も引き続き成長し続けていく必要があるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)