中国メディア・東方網は23日、中国をはじめとする新興国が急速にハイテク分野で成長を見せるなか、日本のある自動化分野の巨頭が「ひそやかにさまざまな分野で中国市場シェアトップに君臨している」とする記事を掲載した。

 記事は、半導体材料をめぐる韓国との貿易摩擦により、日本がロボットや精密工作機械、光学部品などといったハイテク分野で今もなお強い実力を持ち続けていることが改めて浮き彫りになったと紹介した。

 そのうえで「日本には他にも、自動化制御システム分野でひっそりと世界をリードしている企業がある。それはオムロンだ」とし、1930年代の創業から80年あまりの発展を経て、同社が今では世界をリードするセンサーや制御の革新技術を掌握していると説明した。

 また、中国市場にも1970年代の早い時期から進出し、技術交流からスタートして中国工場への委託による体温計、血圧計、継電器などの製品生産を開始、徐々に製品の範囲を拡大し、現在では多くの製品分野で中国市場シェア第1位を獲得したと伝えている。

 記事は、非接触式スイッチ、継電器、全自動鉄道駅システム、世界最小の手指血圧計など、同社の製品は一見多岐にわたるように感じるが、これらの製品の背後にはいずれもセンサーと制御という核心技術が含まれているのだとした。

 その一方で、中国の一部企業は製品のラインナップが豊かで大きな実力を持っているように見えるが、核心技術を掌握しているケースが極めて少ないと指摘。長期的に発展し続け、世界の舞台に立つためには、屋台骨となる技術を握ることが必要条件だと論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)