中国の人びとは日本人ほど「中古品」を好まない傾向がある。中古品と聞くと「前の持ち主がどのような使い方をしてきたのか分からない」として嫌悪感を示したり、何が何でも新品でなければ買いたくないという人は多い。

 日本を訪れる中国人のなかには、日本の街中ではブランド品から書籍、家電製品に至るまでありとあらゆる分野の中古品を扱う店が数多く存在することに驚き、より経済が発展している日本では多くの人が中古品に対して抵抗を抱いていないことに疑問を抱く中国人は多いという。中国メディアの今日頭条は20日、日本は「中古品を取り扱う店がいたるところにある」と伝えつつ、日本の中古市場を紹介する記事を掲載した。

 2018年には800万人を超える中国人が日本を訪れたが、記事は「日本を初めて訪れた中国人は、日本の街中で中古、あるいは買取と表示された看板を頻繁に見かけることに驚く」と紹介。日本では書籍や家具、家電、車、釣具、アニメのフィギュア、ブランド品など様々な中古品が販売されているが、個々のジャンルを専門に取り扱う店や、ありとあらゆる中古品を総合的に扱っている大規模な店まで存在することを紹介し、日本人は中古品に嫌悪感をまったく抱いていないようだと驚きを示した。

 一方、日本人が中古品に嫌悪感を抱かないのは「日本の店で売られている中古品は清掃や消毒、修理が施されているため、消費者は安心して購入することができ、時には保障まで付いているためだ」と強調。それゆえ新品より程度が悪くても、そのぶん価格が安いだけという状況が整備されていて、消費者はお得に買い物ができるため、中古品でも問題ないのだろうと指摘した。

 中国語では中古品のことを「二手貨」などと表記する。中国にも中古品を扱うお店はあるが、その多くが家電や家具、または商売に必要な道具が扱われていることが多く、個々の店舗も非常に小さいことが一般的だ。しかし、近年では中古品を個人間で売買できるアプリが登場し、多くの人が利用するようになっている。ただ、中国では実店舗であれアプリ上であれ、中古品は現状渡しで品質の保証はなく、消費者の側に見極める能力が求められる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)