2019年の中国自動車市場において、日系車の1-7月累計販売台数は前年同期比5.3%増と好調だったが、中国車は20.8%減と大不振だった。中国メディアの今日頭条は19日付で「日系車と中国車の差はどこにあるのか」と題する記事を掲載し、中国人が中国車ではなく、日系車を好んで購入する理由について説明した。

 記事はまず「日系車と中国車の差」は自動車の生命とも呼ぶべき「基幹技術そのもの」にあると指摘。その1つはエンジンに関する技術であるとしたが、ホンダのアース・ドリームス・テクノロジー、マツダの圧縮着火エンジン、スバルの水平対向エンジン等は「すべて世界トップレベルの存在」だと絶賛。

 一方で中国国産エンジンの多くは三菱製エンジンを「リバースエンジニアリング」したものだと指摘。リバースエンジニアリングはある製品を分解したり動作を解析するなどして構造や動作原理を把握する調査手法だ。

 また、多くの中国車は自動車の基幹技術の1つであるシャーシにおいてもリバースエンジニアリングを採用していると指摘。例としてハヴァルH6はホンダのCRV、ハヴァルH9はプラド、ジーリーの博越はRAV4をリバースエンジニアリングしたものだと紹介した。

 こうした基幹技術の差に加えて、中国人が中国車よりも日系車を好んで購入する他の理由は「日系車は故障が少なく、人に自慢できる」などの理由も紹介したが、結局のところは技術力や品質の差であり、中国車が消費者の心をつかむためには「まず自動車の基幹技術を手に入れる必要がある」と提言した。

 どのような製品にも言えることだが、独自で開発した技術によって素晴らしい体験を提供できる製品と、単にそれを模倣しただけの製品とでは、消費者の心を掴み、評価されるという点で圧倒的な差があると言えるだろう。この技術が製品の基幹部分であるというなら尚更であり、中国の自動車メーカーはリバースエンジニアリングという模倣やパクリからそろそろ卒業すべきではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)