中国から日本に入ってきた文化や習慣は多く、書道もその1つだ。中国では現在、書道をする子どもは少なくなっているようだが、日本の書道の全体的なレベルは本家中国よりも高いのだろうか。中国メディアの今日頭条は17日、日本と中国を比べて、「書道のレベルが高いのはどちらか」を分析する記事を掲載した。

 記事はまず、「日本における書道熱は間違いなく中国以上」と紹介。書道の普及率は、5ー6人に1人は愛好家がいると言われているほどだとしているが、これは学校教育のおかげだと感心している。日本では小学校で書道の授業があり、その後も続ける人は「プロ並み」になると紹介した。

 そのため、日本ではよく毛筆の文字が正式な場でも使われると紹介。新元号が発表された時も、「令和」の文字がかなり美しく感じられたようだ。安倍首相の直筆も掲載しているが、かなり達筆である。他にも、神社仏閣で見る文字や、街で見る看板も美しく、「歴史を感じる」と高く評価した。

 では、中国の書道はどうなのだろうか。記事は、書道を学ぶ小学生もいるが全体的に「親が乗り気でない」と伝えている。塾に通わせるなら、ピアノやダンスのほうが人気だという。「書道の精髄は今でも中国にある」ものの、普及率で言えば日本の方が格段に上であると伝えた。何千年もの歴史ある中国で、国民がますます書道から離れているというのは残念なことである。

 これは中国人ユーザーにも残念がられているようである。「個人のレベルで言えば日本が中国を上回っているのは認めざるを得ない」という人や、小さなときから書道を学ぶ日本の学生に比べて、中国では「子どものどこに書道を習う時間があるというのか」と、忙しすぎる中国の子どもたちの生活を嘆く人もいた。

 また、国民にこれだけ書道が普及している日本を称賛し、「日本人はやっぱりすごい」とのコメントや、「だから日本人は何をするにもまじめなのではないか」と、書道の貢献を指摘する人もいた。中国では、漢字の国にもかかわらず、漢字が書けない人が増えている。電子機器に頼る現代だからこそ、むしろ書道が見直されるべきなのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)