中国の街を走る自動車を見ていると、しばしば「実習」、「新手」といった手書きの張り紙を掲げている車に遭遇する。これは日本で言えば「初心者マーク」に相当するものだ。中国メディア・東方網は18日、日本の自動車には初心者マーク以外にもドライバーのステータスを示すステッカーが多く存在すると伝えた。

 記事は、日本では正常に自動車を運転できるものの、なにがしかの特殊性を持っている人たちに対して義務付けまたは推奨という形で、ステータスを識別するステッカーを車体や窓に掲示することになっていると紹介。免許を取得してから1年以内の掲示が義務付けられている初心者マーク以外に存在する3種類のステッカーについて説明している。

 まずは、高齢者を示すステッカーだ。高齢化が進む日本では高齢者のドライバーが増えているとし、70歳以上の高齢者に緑、黄緑、黄、オレンジの4色からなる高齢者運転標識を掲示することを努力義務として法律で規定しているとした。

 続いては、緑地に黄色いチョウのデザインが描かれた丸型の聴覚障害者標識を紹介。日本では耳の不自由な人にも自動車免許を取得する権利が与えられる一方、このステッカーを車に張り付けることが義務化されているとした。また、高齢者運転標識同様、周囲のドライバーには保護義務が課せられ、該当車両に対して割り込みや幅寄せを行えば交通違反を取られることを伝えている。

 最後は青地に白い四つ葉クローバーが描かれた丸型ステッカーの身体障碍者標識を挙げた。法規で定める条件に適合した四肢障害者が免許を取得する代わりに、このステッカーを掲示することが努力義務として定められていると説明。やはり周囲の自動車には保護義務が生じるとした。

 記事はさまざまなステッカーが存在する日本に比べて、中国は「実習」、「新手」の標識しかなく、ドライバーの状態を示すという点で明らかに単調であると評し、「安全運転が確保できる前提で、身体に各種の障がいを持つ人たちも運転の便利さと楽しさを享受できるようにすべきだ」と指摘している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)