中国メディア・東方網は16日、東京などの大都市をはじめとする日本の家屋は居住面積が小さいにもかかわらず、実際に住んでみると逆に広さを感じるとしたうえで、その理由について紹介する記事を掲載した。

 最初の理由として、キッチンや洗面所などで見られる「集約式レイアウト」の効果を挙げた。キッチンではコンロや電子レンジ、オーブンなどの設備を棚に埋め込んでしまうビルトイン設計が見られ、洗面所では洗面台と洗濯機がおなじスペースに設置されており、全体的に空間が有効利用されていると紹介した。

 次に、家具のサイズの小ささも広さを感じる理由の1つだと説明。中国ではベッドやテーブル、ソファなどとにかく大きな家具を設えようとするが、日本ではコンパクトな家具を揃えることでスペースを節約するとともに、見た目にも広さを感じることができると伝えた。

 家具について記事はまた、単にサイズが小さいだけでなく、必要に応じて変形させ、サイズを変えることができる家具も有効利用されているとも紹介した。

 また、日本の家には収納スペースが多く設計されているとし、スペースの確保に加え、世界トップクラスと言われる収納術により、玄関、リビング、キッチンなどあらゆる場所がすっきり整理されているため、実際の面積以上に広い印象を覚えるのだと説明。さらに日本人は物を「掛ける」ことに長けており、これも重要な収納術の1つだとしている。

 面積が広い空間でも、大きい家具を置いたり、スムーズな動線の確保ができていなければ、とても窮屈に感じてしまう。一方で、多少狭くても工夫を凝らせば圧迫感がなくゆったりとした空間を確保することができる。限られたスペースの有効利用、それは日本人が長きにわたりテーマとして研究し、その蓄積により形成された、日本独自の文化と言えるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)