世界最大の車社会となっている中国では自動車が増え続けていて、慢性的な駐車場不足が発生している。駐車場に停められない車が、路上や歩道にあふれ、交通渋滞の原因ともなっている。

 日本は中国よりも人口密度が高く、人口あたりの自動車保有台が多いはずだが、違法な路上駐車で渋滞が引き起こされるような事態はまず起きないと言えるだろう。中国メディアの今日頭条は13日、日本で違法な路上駐車が少ない理由を分析した。

 記事はまず、日本の街は非常に整備が行き届いていて、ゴミがほとんど落ちていないことは周知の事実だが、「違法な路上駐車も非常に少ない」と紹介。だが、日本も30-40年前までは路上駐車する車が多く、「車を停められるだけのスペースがあるところには、どこにでも車が停まっている」状況だったと伝えた。

 続けて、「なぜ日本では路上駐車する車が少なくなったのだろうか」と疑問を提起し、その理由として、日本では車を購入する際に「車庫証明」を取得しなくてはならないこと、公共交通機関が発達していることや違反に対する反則金が高額であることなどが関係していていると分析。過去の日本では路上駐車がごく普通に見られたものの、わずか30-40年ほどで「根絶」してしまったことは多くのネットユーザーを驚かせていることを強調した。

 中国では自動車の数が増加する反面、駐車場の整備が遅れているのが現状だ。駐車場が併設されていないスーパーやコンビニに車で来店し、路上や歩道に駐車して買物をする人は少なくない。一方、大型デパートの地下には駐車場が完備されていることが多いものの、週末には駐車場に入れない車で深刻な渋滞が発生するケースが散見される。違法駐車に対する取り締まりは行われているものの、中国でそれを根絶できないのは慢性的な駐車場不足が原因の1つとなっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)