中国メディア・東方網は15日、中国の国体に相当する「全国運動会」の一部競技が日本で開催されたとする記事を掲載した。

 記事は、来年の始めに内モンゴル自治区で開幕する第14回全国冬季運動会について「実は夏の時期にトレーニングの代替として開催される種目がある」と紹介。その1つがスキージャンプとクロスカントリースキーを合わせたノルディック複合であり、夏の時期にグラススキージャンプとローラースキーのクロスカントリーによる夏のノルディック複合の試合が、冬季運動会の一部として実施されると説明した。

 一方で、中国には現在国際規格のスキージャンプ台がないと指摘。2022年の北京冬季五輪に向けて今年末ごろに完成する見込みであるものの、現状では間に合わないため、今回初めて行われる冬季全国運動会の夏季ノルディック複合種目は日本で開催することが決まったとしている。

 そして、試合が実際に7月末に長野で行われたと紹介。現地には1998年の冬季五輪向けに作られた国際基準の会場やシステム、機材があるほか、世界一流の審判スタッフもおり「参加した選手やコーチは、高規格の試合会場に深い印象を覚えたことだろう」と伝えた。

 全国最高峰のスポーツ大会の一部として、夏季のノルディック複合種目を取り入れたことからは、22年の北京五輪を控えて中国が本気でウインタースポーツの強化に取り組み始めていることがうかがえる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)