改善の兆しがない日韓関係は、韓国人の反日行動にも影響を与えている。中国メディアの環球時報は13日、抗日の歴史を学びに中国の抗日遺跡を訪問することが韓国人の間でブームになっていると紹介する記事を掲載した。

 中国には、抗日の歴史を忘れまいと数多くの抗日遺跡や記念館が存在しているが、記事は「反日感情が高まっている韓国では、多くの旅行者が中国に残る抗日関連施設を訪問している」と紹介。韓国国内の西大門刑務所歴史館のみならず、中国まで行って上海の大韓民国臨時政府庁舎跡を訪問して反日の歴史を改めて振り返る人が増えていると伝えた。さらに、今月8日から17日には、大韓民国臨時政府が置かれたことのある重慶、広州などの5都市を巡る4000キロの旅に100人ほどの韓国の若者が参加していると紹介した。

 旅行会社で上海の大韓民国臨時政府庁舎跡に関する情報を集めに来た23歳の韓国人男性は、「尹奉吉や金九など、中国で抗日運動に参加した抗日烈士らの愛国精神について追想した方が、はるかに意義がある」と語ったそうだ。この男性は、夏に予定していた日本旅行をキャンセルして上海へ行くことにしているという。

 中国には、韓国人による抗日関連の施設や跡地が残っており、反日派の韓国人にとって共感できる場所なのだろう。もっとも、記事が言うほど韓国で「ブーム」になっているとは思えないが、反日と愛国という点では、中国と韓国は理解し合える存在なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)