毎年多くの中国人旅行客が日本を訪れているが、日本という国はどのような国なのかを自らの体験を通じて知るために日本旅行中に洞察力を働かせる中国人もいるようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人旅行客の見解として、日本人には「温かさと冷たさ」、「自制と放縦」など二面性という目立った特徴があると主張する記事を掲載した。

 記事は、まずこの中国人旅行客が日本旅行中に強く感じた「冷たさ」について、日本人には人と人の間に保つべき距離感というものが暗黙のルールとして存在すると感じたことを紹介、それは「人に迷惑をかけない」という日本人が重視する原則から生じているのではないかと分析した。こうした距離感は中国人からすると「冷淡」で「冷たい」と感じられるようだ。

 しかし、日本人には同時に「温かさ」も存在すると説明し、旅行中にカメラが故障したために立ち寄ったカメラ修理店でのエピソードを紹介。修理店のスタッフは中国語を話せず、さらには修理に5日を要する状況だったにも関わらず、非常に親身になって別の応急処置を提案してくれたと紹介。

 また、その提案が功を奏した時に興奮した様子で一緒に喜んでくれたと伝え、「助けが本当に必要な時に日本人は相手の状況を思いやり、最大限の努力を払って助けてくれる」と絶賛した。こうした感動に基づいて、冷たく感じる日本人の人間関係は日本人の本質ではなく、日本人の内心には実は温かさもあると論じた。

 また、日本人のビジネスパーソンたちは昼間は言動や身なりという点で自制がなされているが、夜になって酒に酔った途端に放縦になると説明。また、日本には東洋と西洋が融合した文化があるとし、こうした点からも日本人を説明するには「二面性」という言葉が最もしっくりくると主張した。
 
 記事が用いた「二面性」という言葉には否定的なニュアンスが感じられるが、日本人についての印象を純粋に表現しただけのようだ。また、中国では友人を進んで助けるという美徳がある一方で、面識のない人には非常に冷たく、助けを差し伸べることはあまりない。中国人旅行客が日本人の温かさに感動したのは、こうした背景も関係しているのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)