中国メディア・東方網は30日、日本や韓国の選手が主導権を握っている現在のバドミントン界で思うような成果があげられない中国勢について「困難を直視しなければ、問題は解決できない」とする記事を掲載した。

 記事は、先日バドミントンのインドネシアオープン、日本オープンと2つのハイクラスの大会が続けて行われ、中国勢は思うような成績を収めることができなかったと紹介。一方、桃田賢斗選手が日本オープンの男子シングルスで優勝し、山口茜選手はインドネシア、日本と連続優勝を果たしたほか、韓国の女子ダブルスも強さを見せたことを挙げ、主なライバルたちがこの2大会で目立つ成績を収めたと伝えた。

 そのうえで、現在中国の選手たちが抱えている問題を「頭が疲れてしまっている」とし、普段のトレーニングや試合の間の練習で精神的なリラックスやポジティブな心理を生むようなケアを行う必要があると指摘。「体は疲れていても、心は軽い。毎日のトレーニングはきついが、自分が良い方向に進んでいると思えるコンディション」を作ることが求められているとした。

 そして、トレーニングの実施中は目標達成に向けた明確な思考を持ちつつ全身全霊で臨むことが必要であり、これができない状況では受け身で実りの少ないトレーニングになってしまうと論じている。

 記事は、五輪に向けたレースという点でもこの2大会で思うような点数の上積みができなかったことは中国にとって良い事ではないとする一方、「しかし、結果はもう変わらない。問題が見えている中、次にやることは積極的に問題と向き合い、解決することだ」とした。

 もともと中国が強かった卓球とバドミントン、現時点では中国勢の明暗がはっきりと分かれている。日本などの追い上げに遭いながらも都度貫禄を見せる卓球に対し、バドミントンは日本勢にリードを奪われる形になっている。東京五輪までの1年で、中国の選手たちがどこまで「心身の充実」を得られるだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)