日本を訪れる中国人旅行客の数は年々増加しているが、中国人たちは日本で何を見て、何を感じているのだろうか。中国メディアの今日頭条は24日、「日本を訪れた中国人観光客が自らの経験を通じて感じたこと」を紹介する記事を掲載した。

 記事は、「近年はビザの緩和に伴って、多くの中国人観光客が日本を訪れるようになり、自らの体験談を個人的にネット上で発信する中国人は少なくない」と指摘。観光スポットやグルメなどの情報が多いようだが、なかには「日本人から親切で誠実な対応を受けて感動した」とし、「日本人から受けた待遇は中国で見られる状況とまったく違っていて、中国の現状を考えると心が痛むほど」と、違った角度から日本について伝える人もいるという。

 たとえば日本でタクシーを利用したある中国人観光客は、ドライバーが道に迷ってしまった際の対応について、「すぐに料金メーターを停めて謝ってくれたうえに、メーターどおりの料金を請求されることはなかった」と紹介、「誠実な対応だった」と感動した様子だ。また、「タクシーは車体も座席も非常に清潔で、乗車の際に土足で入るのを申し訳ないと感じたほどだ」と吐露している。

 他にも、個人旅行で訪日する中国人は不慣れな地でのホテル探しや、公共交通機関での乗り換えなどに助けを必要とするというが、「日本人は言葉が通じなくても、助けようと親身になってくれる」と伝えた。目的地まで一緒に同行してくれる人も珍しくなく、「忙しいであろう会社員ですら、時間を割いてくれて嫌な顔1つしなかった」という経験談を紹介した。

 逆に、中国国内の観光地ではすべてにおいて異常に高い価格設定がなされ、ガイドが不慣れな観光客を食い物にする光景がしばしば見られると指摘。そして、「これが外国人観光客にとっての『中国の印象』となってしまうことを想像すると心が痛む」と嘆いた。

 古くから儒教の教えが重んじられ、「礼儀の国」を自負する中国人だが、日本を訪れると親切な対応に感動を覚えると同時に、自国で見られる光景と比較すると「心が痛む」という複雑な心境になるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)