販売台数の減少が続けている中国自動車市場だが、そのなかで日系車は今なお好調な販売を記録している。中国メディアの今日頭条は26日、日系車に対する信頼度がこれまでになく高まっていると伝えつつ、中国人消費者は「車を詳しく比較することなく、日系車というだけで購入するほど消費者が日系ブランドを信頼しているのはなぜか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、中国自動車市場の失速が鮮明となる厳しい状況下において、トヨタの6月の販売台数が前年同月比16%増加したという事実は目を見張るものがあると指摘。かつて中国の自動車市場で日系車が苦戦を強いられていた時期と比べると形勢は大逆転したと言えるだろう。

 続けて、日系車がこれほどまでの大逆転を遂げることができた理由について独自の分析を展開した。それは、「不遇の時期も着実に口伝えで良い評価を積み重ねたこと」、「親身なセールス態度による良い印象」、「成熟した技術の蓄積と徹底したコスト管理」という要素が大きく関係していると主張した。

 中国では一時、日系車に対して「ボディーの鋼板が薄く、安全性に劣る」というデマが流れるなどしてマイナスイメージが持たれ、「燃費や耐久性といった信頼性や安全性が正しく評価されない」時期があった。

 しかし、そうした厳しい状況のなかでも「日系メーカーが貫いた経営理念と、車そのものが持つ競争力」が現在の形勢逆転につながったのではないかと分析した。独自の主張ではあるものの、現在厳しい局面にある中国メーカーにとって、日系メーカーの強さは学ぶべき教訓となっていると結んでいる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)