中国ではしばしば国の面積だけで特定の国を「小国」あるいは「大国」と判断する人がいる。中国の国土面積は世界3位であり、非常に大きな国土を持つゆえに、自国より国土の小さい国が特定の分野で自国より優れているということが不可解に感じられるという中国人も少なくない。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本は小さい国なのに、なぜ日本のパスポートは最強なのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本のパスポート所持者は190の国や地域にノービザやアライバルビザで渡航できると紹介する一方、大国であるはずの「中国は何カ国なのだろうか」と読者に問いかけた。

 記事はまず、一般的に外国へ旅行に行く場合には、渡航先の国からビザを発給してもらう必要があると紹介。だが、世界の一部の国は、パスポートを所持していればビザは必要ないという優遇を受けることができると紹介し、英国のコンサルティング会社であるヘンリー&パートナーズの情報をもとに、日本のパスポート所持者は世界190の国や地域にノービザまたはアライバルビザで入国できると紹介した。

 では、日本のパスポートはなぜ世界各国で高待遇を受けることができるのだろうか。記事はまず「日本経済」の発展ぶりを指摘し、日本はアジアで最も経済の発展した先進国で、国民の貧富の差は非常に小さく、日本人が渡航先で不法滞在する危険が少ないことや、多くの日本企業が海外に進出していることが大きな影響を与えていると分析した。

 他にも「日本人の民度が高い」ことや「米国と良い関係にある」ことが、日本のパスポートが世界最強である理由だと伝え、「日本はまったくもって小国ではない」と論じた。さらに、「中国人は何カ国にビザなしで渡航できるだろうか」と問いかけ、日本を大きく下回る59の国と地域であることを紹介した。

 中国人が日本を訪れる際にも基本的にはビザの取得が必要だ。個人で訪れる際のビザの発給条件は徐々に緩和されているが、完全に撤廃されるまでにはかなり長い時間が必要になると見られる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)