増加し続ける訪日外国人だが、その分トラブルも増加しているようだ。けがや体調不良などで病院にかかる外国人が増加しており、外国人旅行者の受け入れが可能な医療機関も増え、観光庁の発表によると2017年の時点で900もあったそうだ。中国メディアの今日頭条は24日、「日本旅行で事故に遭ってドクターヘリで搬送された」中国人の体験を紹介する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は、日本で中国人にツアー旅行をあっせんする仕事をしているそうで、旅行にはいろいろなトラブルがあると紹介している。記事では特に、「外国人が日本で病院にかかると、非常に高額になる」ので理解しておくように伝えている。

 特に忘れられない経験は、2015年の北海道旅行である女性客が「自転車でころんでけがをし、ドクターヘリで運ばれた」ことだそうだ。結果的には大事には至らなかったが、雄大な自然を肌で感じてもらおうとサイクリングを楽しむ企画をしたところ、坂道でスピードが出たためか、自転車から投げ出されて口の中を切って歯を1本折り、顔中血だらけになったため救急車を呼んだと伝えている。

 その後、救急隊員は一刻も早く大きな病院で治療することを勧め、ドクターヘリを呼ぶことにしたと記事は紹介。この際の対応が素早くしかも親切で「日本人のイメージがぐっと良くなった」と感謝を示している。また、日本ではドクターヘリも救急車も無料であることに驚いた様子だ。ただ、「問題は診療費」で、処置と一晩様子を見ただけで約3万元(約47万円)もしたことにも驚き、「日本では診療費が非常に高い」ので注意するように伝えている。

 結論として、「日本旅行では絶対に保険に入るべき」と伝えている。ドクターヘリに乗った例の女性は、海外旅行保険に加入していたため保証が最高額3万元だったという。海外旅行者が日本の医療機関で見てもらい、高額だったためか踏み倒してしまうケースも多いといわれる。海外旅行者には必ず保険に入って、安心して旅行を楽しんでもらいたいものである。もっとも、救急車やドクターヘリは国民の税金によってまかなわれているものでもあり、旅行中のけがや病気には最大限の注意を払ってもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)