スマートフォンが1台あればインターネットをしたり、動画や音楽を視聴したりできるようになった。読書の重要性は広く認識されているものの、近年はあらゆる世代での「紙離れ」が指摘されており、多くの世代で読書の時間は減少傾向と言われている。

 以前、中国のネット上ではタイの空港で撮影された「日本の小学生一行が読書をしながら出発の時間を待っている写真」が大きな話題となった。中国メディアの今日頭条は22日、日本の子どもたちが空港で読書をしていた光景が中国人に深い感銘を与えた理由について考察する記事を掲載した。

 記事はまず、近年のスマホの普及により、中国では印刷された本で読書をすることが少なくなっており、多くの人がゲームや動画で時間を無駄にしていると紹介。それだけに、日本の小学生たちがタイの空港で読書をしながら静かに待ち時間を過ごし、友達とお喋りしたり、スマホやタブレットで遊んでいる子どもがいなかったことは中国人にとっては衝撃だったと伝えた。

 続けて、親や保護者は子どもを映す鏡であるとし、子どもの前で保護者がいつもスマホを見ていたり、タブレットやパソコンで遊んでいれば、子どもも同じことをするようになるはずだが、日本の子どもがタイの空港で自然に読書できるということは、日本人にとって読書がそれだけ身近にあることを示す証拠であると主張した。

 中国では子どもから高齢者に至るまで、多くの人がスマホの画面を眺めながら生活している。街を歩いているときだけでなく、仕事中にもスマホを手放せなくなっている人が非常に多い。記事は、「古代中国は読書の盛んな国だったはずが、現代の中国人の多くはスマホで時間を浪費している」と指摘したうえで、病気でも治国でも「問題を未然に防ぐ、予防が大切」であると主張、スマホで時間を浪費するのは国にとっても損失であるとの見方を示し、中国人は日本の子どもたちから学ぶべきであると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)