中国メディア・今日頭条は21日、「中国のおばちゃんたちはどうしてクルーズ船で日本を旅するのが好きなのか」とする記事を掲載した。

 記事は、毎年多くの中国人観光客が日本を旅行で訪れる中で、クルーズ船を利用して旅する人も多いと紹介。そして、実際に日本へ向かうクルーズ船に乗ってみたところ利用者の多くが中高年の男女だったことに気づいたとし、その利用者に話を聞く中で、彼らがクルーズ船での日本旅行を好むいくつかの理由が見えてきたと伝えた。

 まずは、クルーズ船で日本にわたる場合はビザが免除されている点を挙げた。「これはまさに、行きたいときに乗船の申し込みをすればいつでも気軽に日本旅行が楽しめることを意味するのだ」とした。また、飛行機に乗って個人旅行をすれば少なくとも1万元(約15万7000円)はかかる費用が、クルーズ船であれば最安で5000元(約7万8000円)以内で済んでしまうというリーズナブルさも理由の1つだと紹介している。

 さらに、クルーズ船では単に船に乗るだけではなく、航海の時間をより楽しめるようにマジックやダンス、ライブなど様々な無料イベントが催される点、そして、免税店に行って大量のお土産を買って帰るのにも便利な点を挙げた。

 記事は、「船で風景を眺め、海風に吹かれながら、飲み食いを楽しみ、エンターテインメントに興じ、港に着いたらドラッグストアや免税店で買い物をする」と中高年参加者たちによるクルーズ船旅行の楽しみ方を紹介するとともに、高い消費力を持つこのような「中国のおじちゃん、おばちゃん」たちは日本の商業者に歓迎されないはずがないと評している。

 一度に大量の中国人観光客が日本に上陸するクルーズ船旅行だが、昨年末ごろより勢いに陰りが出てきたと言われている。特に、大陸に近いことからクルーズ船客を積極的に呼び込むことで観光業の振興や地域活性化の実現を目指してきた九州地方は、集客増に向けた新たな施策の検討、実施が求められているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)