日本の在留外国人を国籍別に見てみると、最も多いのは中国人だ。中国メディアの今日頭条は20日、日本で生活する中国人に注目し、「彼らは日本に帰化することを望んでいるのか、それとも永住権を望んでいるのか」、その背後にある心情について考察した。

 中国人が日本で生活する理由は様々だが、「長く日本で生活したいと願う中国人にとって、自分の身分を示す在留資格を選ぶことは重要な問題となってくる」と指摘。無期限で日本にいるためには、帰化して日本国籍を取得するか、永住許可申請を行って永住権を得るという選択肢があるが、近年は日本国籍を取得したいと願う中国人の数は減っているという。

 実例として、早い時期に日本に渡り、商売を始めて日本で成功したという湖南省出身の中国人夫婦は「帰化申請をすれば高い確率で取得できる状況にあるが、あえて帰化は望んでいない」と紹介。この夫婦のうち、中国人女性は「日本の生活には完全に慣れており、帰省しても中国では切符を買うことさえ、やり方が分からない」というが、「年齢を重ねるにつれ、最後は中国に骨を埋めたいという気持ちが強まっている」と吐露した。

 また、上海から日本に来て23年になる中国人男性も日本国籍ではなく、永住権を選択したことについて、「帰化することのメリットも承知しているが、感情面で踏みとどまらせる大きな要素がある」という。それは、「帰化しても依然として周囲に中国人として見られ、中国人の家族からは外国人として見られるようになるためだ」とし、帰化した中国人の現状を指摘した。

 別の中国人は「日本で深刻化する少子高齢化を目の当たりにすると、中国の方が将来性を感じる」と指摘しており、日本に帰化することを望む中国人は近年減少傾向にあることを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)