現在マレーシアで開催されている、今年から始まった卓球の国際大会「T2ダイヤモンド」では、これまでの卓球の試合とは一線を画すルールが採用されている。その目玉と言えるのが「5ポイント制」だが、中国メディア・東方網は19日、「日本がポイント制改革に力を注いでおり、中国との差を縮めようとしている」とする記事を掲載した。

 記事は、T2ダイヤモンドの試合システムについて「実のところかなり奇抜な印象を覚えることから、議論が起きている」とし、試合時間を短縮して選手の体力消耗を抑えるという名目のもと、7ゲーム制ながらも各ゲームにおけるデュースをやめたほか、試合時間が24分を経過したゲーム以降は11点先取から5点先取制に切り替えるルールになっていると紹介した。

 そして、このルール制定に大きな役割を果たしたのが、同大会のテクニカルアドバイザーを務める日本卓球協会常務理事の宮崎義仁氏であるとしたうえで「このルールは日本にとって非常に有利であることは明らか。なぜなら、日本はゲーム内のリズムを重んじるのではなく、一気にポイントを取りに行く戦術を取るからだ」と解説。日本はルールの変更によって中国との差を縮めようとしているとの見解を示した。

 記事はまた、21ポイント制のころから持久戦を得意としてきた中国にとっては5ポイント制という「超短期決戦」は実に大きな試練になりうると指摘。「21ポイント制から11ポイント制になった時、さらにはボールのサイズが大きくなった時のインパクトよりもさらに大きい」とし、中国の卓球界は日本主導によるルール変更の流れを抑えるための行動をすべきだと提言している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)