事あるごとに反日感情をむき出しにする中国だが、ことサッカーに関しては日本を高く評価する声が多い。中国メディアの今日頭条は17日、「中国のU―23は日本の高校生に勝てないだろう」と主張する記事を掲載した。それだけ日本の高校サッカーのレベルは高いようだ。

 記事はまず、日本では高校サッカー選手権大会で5万4194人という驚異の集客数を誇ったとその人気ぶりを紹介。この動員数は中国のプロリーグの観客数を超えており、強さでも中国の「U―23と戦っても勝てるかもしれない」と舌を巻いた。日本では、なぜ高校生でもこれほどの人気と実力があるのだろうか。日本のサッカーを2年間かけて視察してきたという筆者は、強い日本サッカーの背後にある努力を見たようで、「中国とのトレーニングの格差」に注目している。

 例えば、ゴールキーパーについて言えば、専門の特訓だけでなく他の選手らと同じメニューもこなしていると紹介。このため足を使ったボールさばきも上達するとしている。また、狭い場所で大勢が練習することで、普段から実践に近い厳しい環境に身を置いていると分析。ライバルにボールを取られることのない広いグラウンドで練習している中国との違いを伝えた。

 またこれは、中国サッカーに見られる「競争力」の不足も示しているという。中国では日本の10倍の人口があるにもかかわらず、サッカー人口は「日本の半数程度」にとどまり、競える相手が少ないと問題点を指摘している。日本では多くの学校にもサッカーチームがあり、人数が多いためレベル別に分けて競争させることもできる。「少し気を抜けばポジションが奪われる」厳しさの中で特訓をしているため、自らに厳しくなるようだと伝えている。

 この点、中国の選手らは負けるとすぐに天気や会場、審判、さらにはチームメイトのせいにするのが普通で、日本の選手のような「反省をばねに進歩する」心がけが見られないと残念がった。

 中国サッカーも近年ではかなりの成長を遂げたが、日本と比べればまだまだのようだ。記事を読んで、「中国のU―23は日本の小学生にも勝てないかもしれない」という弱気なコメントも見られたが、まずは日本の高校生サッカーを見倣い、失敗を他人のせいにしないことから始めると良いかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)