世界最大の自動車市場となった中国では、ありとあらゆるメーカーの車を街で見かけることができる。最近は車体の大きなSUVが人気であるほか、高級車を見かける機会も非常に多く、中国人の生活が豊かになってきていることが容易に見て取れる。

 一方、日本は先進国であり、1人あたりの平均所得も中国より多いが、日本の街中では高級車を見かける機会が多くないことに中国人は驚くという。中国メディアの快資訊は13日、日本の1人あたりGDPは中国よりも多いが、街で高級車を見かける機会が少ないのはなぜかと疑問を投げかける記事を掲載し、日本人の自動車に対する見方について分析している。

 記事は、「人は車や所有物で他人の生活水準や社会的地位を判断するものだ」と指摘し、日本は1人あたりGDPが中国以上であり、自動車の価格も中国より安いため、中国人のなかには「日本では高級車を所有している人が多いはず」と考える人もいると指摘。だが、実際に日本を訪れると「街を走る高級車の数は中国よりも少ない」と伝えた。

 続けて、日本では公共交通機関が発達していて、どこへ行くにしても公共交通機関で移動できるため、自家用車は必ずしも必要ではないと分析。また、日本は駐車場代金が高く、コインパーキングも東京の場合は1時間で500円(約30元)も必要であると指摘し、自動車を保有するだけでも維持費がかかると指摘し、こうした事情もあって高級車をわざわざ買おうとする人は多くないと論じた。

 また、日本人にとって車は移動手段の1つに過ぎず、乗っている車で個人の社会的地位を判断したり、メンツのために高級車に乗る人もいないと指摘。中国では車は地位や名誉の象徴としてみなされているうえ、メンツを重視する文化があり、メンツのために少しでも見栄えの良い、高級で車体の大きい車に多くの人が乗りたいと考えている。日本にはこうした文化がないため、日本人は自分の収入の範囲で実用性を重視して車を選んでいるのだと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)