中国メディア・東方網は16日、北海道の開拓時代を象徴する赤レンガの建物を見た中国人観光客が「どうしてこんなに青島に似ているか」と驚きを示したとする記事を掲載した。

 記事はまず、日本の建築というと京都や奈良などにある古代中国の面影を残す古い木造建築を思い浮かべがちだが、実は歴史の蓄積に富んだ西洋建築も数多く残されているとした。

 そのうえで、中国人に人気の観光地である北海道の札幌にも非常に有名な近代西洋建築があり、重要な歴史的建築物として大切にされていると紹介。それは札幌の中心にある北海道庁旧本庁舎であるとし、1888年の落成からすでに130年あまりの歴史を持つと説明している。

 そして、旧道庁は赤いレンガに緑の瓦を用いたバロック風の建築であり、地元の人は親しみを込めて「赤レンガ庁舎」と呼ぶと紹介するとともに、この建物を初めて見た中国人観光客の多くは「青島の八大関にある赤煉瓦の建物によく似ているのはなぜなのか」と感慨深げに語るとした。

 記事は、旧道庁の正面情報にある赤い星は北海道開拓を象徴しており、屋上に立つ緑色の八角の塔は建設当時の流行を取り入れたものであると説明。さらに、旧道庁を正面に見ると、その後方には現北海道庁舎の高層ビルを望むことができるとし「古今が融合する様子に、とても深い感慨を覚える」と評している。

 また、旧道庁は外観だけでなく、建物の中にも無料で入ることができるとし、内部はルネサンス様式の設えや装飾が完全な形で残されていて実に趣深く、当時の様子に思いを馳せたくなると紹介。さらに、内部には文書館や画廊などもあり、北海道の開拓史について学ぶことができるほか、当時の役人が使用していた机やイス、時計、各国からの贈り物なども見ることができると伝えた。

 記事は、「外観こそ青島にある建築に似ているが、その内部に蓄積された歴史の物語は青島とは異なる。もし、北海道を旅するのであれば、開拓時代を象徴するこの赤レンガの建物を訪れるべきだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)