中国メディア・東方網は11日、「日本のメッシ」がそのように呼ばれるのを嫌がる一方で「われわれはいまだに『中国のメッシ』と呼べる選手を探し続けている」とする記事を掲載した。

 記事は、バルセロナのユースに4年間在籍して帰国した久保建英選手が、日本での傑出したパフォーマンスによりレアルマドリードへの移籍に成功したと紹介。日本のメッシと呼ばれ続けてきた久保選手がいよいよスタートしての第一歩を踏み出そうとしていると伝えた。

 そのうえで、各方面から注目を浴びる久保選手について「得意満面になってもよさそうだが、実際のところ彼は『日本のメッシ』と呼ばれることを好んでいない」と説明。あるインタビューで久保選手が「自分はメッシではない。彼は彼、自分は自分。お互いに全く違うし、それぞれのカラーを持っている」と語ったことを紹介している。

 久保選手の発言について記事は「自ら秘めている潜在力に対する、自信の表れと言えるだろう」と評する一方で、同じ東アジアに属する中国では今もなお久保選手のようなダイヤモンドの原石を探し続けている状況だと指摘。「われわれは依然として、『中国のメッシ』の出現を追い求めているのである」とした。

 記事は、世界に目をやれば多くの国で「どこどこのメッシ」と呼ばれる若い選手が活躍しており、「本当にメッシのようかはさておき、少なくとも非凡なる能力によって人びとから認められている」としたうえで、「では『中国のメッシ』はいったい誰なのか。現状では、中国にはどの年齢層にもメッシに例えられるような潜在力や実力を秘めた選手は見当たらないのである」と伝えている。

 久保選手のレアル移籍は日本のみならず中国を含む世界のサッカー界に大きなインパクトを与えたようだが、中国のサッカーファンが抱く羨望の思いは、われわれが考える以上に強いのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)