日本と韓国の関係悪化の影響が、韓国国内のさまざまな業界に出始めているようだ。中国メディア・参考消息網は9日、韓国ソウルの繁華街・明洞にある両替所が「日本と中国のせい」で閑古鳥が鳴く状況になっていると韓国メディアが報じたことを伝えた。

 記事は、韓国・聯合ニュースの8日付報道を引用し、これまで、レートの良さと外国人観光客の多さから明洞にある両替所は長きにわたり活況を呈してきたと紹介した。

 しかし、アリペイなど中国人向けのモバイル決済方式が昨年より続々と現地に導入されたことで中国人観光客は現金の両替をしなくなり、両替所を訪れる観光客の数が激減したとしている。

 さらに、中国人観光客の減少に加え、昨今の日本政府による対韓輸出規制発動により日韓関係がさらに悪化すれば日韓間を往来する観光客数は大きく減少することが見込まれ、両替所はさらに厳しい状況に立たされることになるとした。

 そして、ある両替従事者が「これまで中国人客より日本人客のほうが多かったが、ここにきて日本人客が明らかに減少している。日韓の外交問題の影響が大きいことが伺える」と語ったことを伝えている。

 THAADミサイル配備問題で激減していまだに回復が見込めない中国人観光客に加え、日韓関係の悪化により日本人観光客まで減ることになれば、両替所だけではなく韓国の観光業や関連サービス業にとってはさらに大きな痛手となることは間違いなさそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)