日本が半導体材料の輸出を規制したことについて、韓国では日本製品の不買運動が行われるなど反発が高まっているが、同時に「日本に依存しすぎていた」として後悔と反省の声もあがっているという。

 中国メディアの環球網は9日、韓国では日本が輸出を規制した半導体材料の在庫は2ー4週間分しかなく、突然「首根っこ」を押さえつけられた韓国では「半導体産業の日本依存」についても注目が集まっていると伝えた。

 記事は、韓国国内の報道を引用し、国の半導体メーカーが生産停止に追い込まれた場合の試算として「3日間の生産停止でも7兆ウォン(約645億円)の損失が出る」可能性があることを紹介。半導体はその生産の特殊性から、ごく短時間の停電が起きただけでも莫大な損失が出てしまうことを指摘し、韓国の半導体メーカーでは過去に30分の停電で500億ウォン(約46億円)の損失を被った事例があることを紹介、仮に原材料が調達できずに生産が長期にわたって停止した場合の損失額は莫大になることを強調した。

 続けて、韓国と日本の貿易において、韓国は「莫大な対日赤字」を抱えているが、対日赤字の大半は「半導体や集積回路の生産設備や素材、電子部品」などが占めていると伝え、こうした分野で日本は圧倒的なシェアを獲得しており、短期間で別の調達先を探すのは非常に困難であると指摘。一方、韓国が対日黒字を確保している貿易品目は鉱物性燃料や貴金属、魚介類であると指摘し、「これらの分野で日本は簡単に韓国以外の調達先を探すことができる」と論じた。

 さらに、韓国の対日貿易赤字の主要な原因は「技術力の差」にあるとし、韓国の半導体産業やディスプレイ産業は規模こそ拡大を続けているが、基幹技術では日本に依存し続けてきたのが現状だと紹介。「資金を投入すれば解決できる問題ならば、とっくに日本依存という問題は解決していた。日本依存の問題は解決に長い時間が必要」であるとの指摘を紹介し、韓国では「日本に依存しすぎていた」ことに対する後悔と反省の声があがっていることを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)