7月1日から中国・上海で始まったごみの分別回収では、有害ごみ・資源ごみ・濡れごみ・乾いたごみの4種類に分別することが求められている。たった4種類であるものの、これまで分別して処分する習慣がなかったことや、分別の方法が分かりにくいといった理由から、上海人の間では混乱が起きているようだ。

 それゆえ日本ではさらに細かい分別をしてごみを処理しなくてはならないことを知って驚く中国人は多い。中国メディアの今日頭条は6日、日本でごみを捨てるのがどれだけ大変なことか紹介する記事を掲載し、「分別処理は、現代の文明社会に必要なことである」と伝えている。

 記事はまず、日本は1990年代から段階的に法律を整備し、ごみの分別処理を普及させ、国民に浸透させてきたと紹介。現在では、「廃棄物処理法」により、ごみを不法投棄した場合、厳しい罰則が待っていると紹介した。

 続けて、日本の家庭から出るごみの処理は、各自治体によって決められているため多少異なっている部分はあるが、非常に細分化されていると紹介。日本で生活するには管轄している役所で住民登録しなくてはならないが、外国人はごみの分別や出し方などの具体的な処理方法を指導されることが多いことを伝えた。

 さらに、日本では幼稚園や小学校でごみの分別方法や回収されたごみがどのように処理され、再利用されているのかを学ぶと伝える一方、日本はなぜここまで手間とコストをかけてごみを分別するのかと疑問を投げかけた。そして、その疑問の答えとして「資源を節約し、環境汚染を減らすために他ならない」と強調、日本を訪れた中国人旅行客は「日本の街中は清潔だ」と称賛することを指摘する一方、「日本の清潔さの背後には相応の努力が存在することを忘れてはならない」と論じた。

 結論として記事は、ごみの分別処理は資源の有効利用や環境保護など「現代の文明社会において必要な措置なのだ」と強調し、上海で始まったごみの分別処理についても「必要なことである以上、受け入れる必要がある」との見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)