中国メディア・東方網は6日、「どうして日本や韓国の地下鉄には保安検査がなくて、中国にはあるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本と韓国を含む外国では現地の鉄道に中国のような保安検査が設けられておらず、乗客は駅に入ってそのまま列車や電車に乗ることができると紹介。そのうえで、「不思議に思うのは、どうして中国では保安検査がこんなに多いのに、外国では行われていないのかということだ」とした。

 そして、この疑問について韓国のネットユーザーが、「韓国は犯罪率が低いので保安検査の必要がない」と回答したほか、他国のネットユーザーも「日本や韓国は治安や安全を確保する能力が高いので、大きな事件や事故が起こらないから」との見解を示したと伝えた。また、欧州のネットユーザーからは、「中国は人口が多く、働き口を探すのが大変だから、保安検査を導入することで働き口を増やしているのだ」との意見も出たことを紹介している。

 記事は、中国について「非常に厳しい保安検査が行われているので、テロリストも付け込むすきがない。それゆえ、わが国では地下鉄や列車に関するテロ事件が起こらないのだ」と説明。さらに、保安検査を厳しくすることで無賃乗車も防ぎ、市民の間に良い法規順守の意識が生まれ、良い社会の気風を形成することができると伝えた。

 その一方で、煩瑣な保安検査の手続きは、「急いでいる人にとっては本当に時間のロスになる」としたほか、一定のコストも必要であると指摘。その実施に当たっては、時間や費用のコストと、それによって得られる「安全な鉄道運行環境と、乗客の安全の確保」という利益とのバランスが大切なのだと論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)