世界最大の自動車大国となった中国。これまで技術面で外国車との間にあった圧倒的な差も徐々に埋まりつつあり、中国車と合弁車の競争はさらに激しくなっている。中国メディアの今日頭条はこのほど、「中国車はすでに韓国車を超えた」との声が聞かれることについて、専門家の意見を基に真偽を分析する記事を掲載した。

 記事は、近年の中国自動車市場を見ていると「中国車の人気が高まると同時に韓国車が勢いを失っていることが分かる」と指摘。中国車の近年の好調ぶりは「まるで中国高速鉄道のようだ」と表現し、「中国内で国産車のシェアがますます拡大している様子は非常に痛快だ」と伝えた。

 これは、中国メーカーが中国人消費者のニーズをうまくつかんでいるからと分析。たとえば、中国で人気のSUV車に、中国風のデザインを取り入れつつも、スタイリッシュで豪華さを備え、さらに運転席に液晶コントロールパネルを搭載したり、人工知能(AI)と連動させるという新技術も積極的に取り入れていると紹介。他にも、若者を意識したデザインやユニークな車内空間、また細部のこだわりなど個性的な車を販売していると伝えた。

 一方、韓国車については「技術や安全面では中国車より優れているが、車に対して高級感を求める中国人のニーズに応えるデザインや品質を提供できていないので、中国車やドイツ車、日系車へと消費者が流れている」と指摘した。

 記事の主張からすると、中国車メーカーは中国人消費者の需要を把握し、その需要に応える車種を投入することで成功を収めていることが分かる。中国の自動車市場そのものが減速するなか、かつての勢いを失った韓国車にとっては中国車は強大なライバルと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)